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ニューヨーク・東京のマーケット動向を、現役トレーダーが自分たちの目線で語ります。

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  • 09/02/19:44

NYダウは大幅に下落

<米株式市場>
先週の物価指数が予想以上に上昇したことを受けて、米利下げ見通しの後退と、景気鈍化や金融市場での損失拡大の懸念などより、大幅続落の動きとなりました。NY原油や銅の下落より資源関連の下げも目立ちました。S&P500 3月限は先週の安値を割込み、1550台と一段安となりました。NYダウは13,167.20ドル、マイナス172.65です。


<米為替市場>
本日発表された経常収支が縮小したことや、ネット長期TICフローが良い結果となったことからドル買い優勢で始まりましたが、その後は方向感に乏しい展開となりました。後半はNYダウが大幅に下落したことで、リスク回避の動きが強まり円が買われ、現在ドル/円は113円付近、豪ドル円は96.90で推移しています。ユーロ/ドルはドル買いが一服しており、現在は1.43.90と小幅ながら戻しています。 
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年末の手仕舞いなどから全般的にドル堅調の地合いが続く

<国内株式市場>
日経平均 15249.79円(264.72円安)

      15219.07円─15508.50円 出来高 17億7649万株


 国内株式市場では日経平均が大幅続落です。米国株安を受けて軟調にスタートしたあと、後場から先物主導で一段安となり、下げ幅は一時300円に迫りました。香港株やオーストラリア株の下げを受けてセンチメントが悪化したことに加え、商いが薄いことから先物の下げが現物により強く反映され、ずるずると下値を切り下げました。


<外国為替市場>       15時時点
ドル/円 113.10/13円   ユーロ/ドル 1.4435/40ドル

 ユーロ/円 163.24/34円

 

 午後3時過ぎのドル/円は、前週末NY市場の午後5時時点から小幅下落し、113円付近で取引されています。14日発表の米消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったことで米追加利下げ観測が後退した前週末のNY市場の動きを背景に、年末の手仕舞いなどから全般的にドル堅調の地合いが続いています。しかし、輸出企業による断続的な売りが出ており、113円を割り込む局面もありました。


<短期金融市場>       15時時点
無担保コール翌日物金利(主な取引レート) 0.50%

 3カ月物FB(政府短期証券)流通利回り  0.560%(変わらず)

 ユーロ円3カ月金先(08年6月限)    99.235(変わらず)

             安値─高値    99.230─99.240


 無担保コール翌日物は、準備預金の積み初日を迎え朝方から0.51─0.53%付近でしっかりと調達意欲が示されていました。取りが一巡すると徐々にビッド水準が下がっていき、波乱のない出足となりました。レポGCレートは20日の国債決済集中日に向けて上昇傾向でしたが、資金供給オペの実施などを受けて上昇が一服しました。ユーロ円3カ月金利先物は高値圏でもみあいです。米債市場など外部環境にふらされる展開が続いています。財務省が実施した1年物割引短期国債(TB)の入札は、市場の予想通り無難な結果となりました。

デリバティブの基礎知識

『戦い』(ロマンスの行方・3」から) (←Dの発布した 『神の誤算・2』 や 『Z-4の追憶』、『ロマンスの行方・3』 など、伝説的文書の数々に掲載されてきた写真…ではなく絵。『衝動的戦い』。これで「覚醒しないやつは人間じゃない」と叫ぶ我々のそれも、「衝動」)


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世界情勢・国際情勢・デリバティブ・買収技術・エネルギー

http://blog.livedoor.jp/dd_freak/

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もっと直接的に禁断の扉を開けたい方は、

「買収」 http://blog.livedoor.jp/dd_freak/archives/cat_50022642.html をどうぞ。

 

一般報道機関では、NBCやABCが完全に情報を規制される中で、

CBSと、「CNN」 が、かなり存在感を維持しています。

こうした報道機関の現状に嫌気がさしている方々には朗報があります。

「メディアの明日」 http://blog.livedoor.jp/dd_freak/archives/cat_50026856.html を御覧ください。

恐ろしいほど、このページの予測スケジュール通りに、メディア界は動いています。


中でも、「メディアの明日 - 3 <テレビと新聞のニュースが死ぬ日>」
http://blog.livedoor.jp/dd_freak/archives/50451282.html
は必見。

「メディアの明日 - 4 <ネオ・リベラリストの世界征服>」が消去され、

この近辺の記事で残っているのは上記の記事のみです。


諜報機関の中では、旧ソ連が崩壊し、「CIA」 が、存在感を強めているといえます。
そうなると、「FBI」
は逆に、CIAに封じ込められるのでしょうか。フーバーの亡霊は?

CIA、FBI、NSA、DIAなどの未公開ファイルなどは、
Pandora's Box (通称;LOGOS)の

「世界情勢真相(カテゴリー・アーカイブス)」

http://blog.livedoor.jp/dd_freak/archives/cat_50031347.html と、

「世界情勢(カテゴリー・アーカイブス)」  http://blog.livedoor.jp/dd_freak/archives/cat_50031114.html

が、頻繁に掲載しますので、彼らの今後は、それらのファイルの扱いや内容で分かってくるでしょう。

この分野の最新記事は

「世界情勢真相 <FBI未公開ファイルと、プロパガンダの原理>」

http://blog.livedoor.jp/dd_freak/archives/50815747.html
『黒衣の使者』(「ロマンスの行方・1」から)
(↑↑Dの発布した 『After The Big Days』 や 『ロマンスの行方・1』、『黒衣の使者の使命』 に掲載された、『黒衣の使者』 の写真…ではなく絵。キングとは違う、直接的な恐怖をまとう 「黒衣の使者たち」。彼らは特別な能力を持ち、世界を心の底から軽蔑している。だからこそ、キングとは違った意味で、容赦しない。キングのコトバを各地のナイトに伝達し、威圧的マントだけで市場を震え上がらせ、弱者を駆逐する! 初めて彼らに近づいたときに必ず思う事、それは 「味方でよかった!!」 という運命的事実。部外者は、黒衣の使者を語るなかれ。彼らは遠くからでも聞こえる。「映画『ロード・オブ・ザ・リング』のナズグル」、と投資銀行ディーラーは言うが、もっと全然怖い。もちろん使者たちの許可を得て掲載してます)


それから、国際情勢・世界情勢・デリバティブ・買収・天候予測 http://www.dejavu-dd.com/

 も(通称;騎士たちのデジャ・ヴ)、

3年越しの沈黙の後、ついに再始動の噂。

2画面目から観たい人は、デリバティブ取引・国際情勢分析・世界情勢解説・買収・天候予測 http://www.dejavu-dd.com/index1.html

 から。

通貨・証券・国際商品 http://www.dejavu-dd.com/market-mac1.html

は特に注目。いずれ当サイトもこのページの中核サイトとなる予定である。

今後は デリバティブ・買収技術 http://www.dejavu-dd.com/market-mic1.html

が、中心となろう。

ドル/円は堅調に推移

<米株式市場>
米消費者物価指数が予想を上回り、インフレ懸念より消費動向の落込むとの見方より小売関連の下落が目立つなど、米株式市場は総じて下落しました。石油価格の上昇を受けて、旅行者の数も抑制されるとの見通しよりホテル関連の下げも目立ちました。主要限月のS&P500 3月限は引けにかけては1480を割込みました。NYダウは13,339.80ドル、マイナス178.11です。


<米為替市場>
注目されていた消費者物価指数や鉱工業生産が、いずれも予想を上回ったことでドル買いが継続し、ドル独歩高となりました。ユーロ/ドルの下落が止まらず、現在も1.4420付近まで下値を拡大しています。これを受けドル/円は堅調に推移し、113.50付近まで上値を伸ばしました。ユーロやポンドの下落を受け、ユーロ/円は163.60、ポンド円は228.60とそれぞれ上値の重い展開となりました。ドルの利下げ観測が後退していることで、ドルの地合いが徐々に強気に変わりつつあるようです。

無担保コール市場では、翌日物レートは午後にかけて急落

<国内株式市場>
日経平均 15514.51円(22.01円安)

      15433.77円─15697.05円 出来高 28億1540万株


 国内株式市場で日経平均は小幅続落です。朝方は円安基調を好感して買いが先行したものの、日銀短観と先物・オプションのSQ算出のイベント通過後は特に材料がなく、午後は方向感のないもみあいに終始し、マイナス圏で大引けしました。週末でポジション調整の売りが徐々に優勢となったほか、ムーディーズがシティグループの格付けを引き下げたと伝えられ、今晩の米国株式市場に対する警戒感も出ているようです。


<外国為替市場>        15時時点
ドル/円 112.40/45円   ユーロ/ドル 1.4635/40ドル

 ユーロ/円 164.57/63円

 

 午後3時過ぎのドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から上昇し、112円半ばで取引されています。引き続き底堅いが112円半ばから上値では売りも並んでおり、上昇ペースは鈍いようです。午後の取引では決め手になる材料が乏しく、日経平均株価の値動きとの連動が顕著になっています。


<短期金融市場>        15時時点
無担保コール翌日物金利(主な取引レート) 0.10─0.50%

 3カ月物FB(政府短期証券)流通利回り  0.560(変わらず)

 ユーロ円3カ月金先(08年6月限)    99.235(+0.005)

             安値─高値    99.225─99.240


 準備預金の積み最終日を迎えた無担保コール市場では、翌日物レートは午後にかけて急落しました。朝方は0.50%付近を中心とした取引でしたが、午後になって年金支払いの資金が入ると急速にレートは低下傾向となりました。日銀が2000億円の資金を即日吸収した後も金利は下がり、午後終盤には0.1%台での取引となりました。年末越えに対する警戒感は一段と強まっており、1月期日の共通担保資金供給オペの落札金利は一段と上昇しました。ユーロ円3カ月金利先物は期先にかけてやや売りが優勢となりました。朝方に発表された12月日銀短観は業況判断指数が市場予想を下回りましたが、設備投資などが堅調な動きを見せたことや、前日の市場で相場が大幅上昇していたこともあり、積極的な買いにはつながりませんでした。

ユーロ/ドルはストップロスを誘発するなど一時1.4580付近まで下落

<米株式市場>
昨日は米欧5カ国の中銀が共同で大量の資金供給を行うというニュースが伝えられたものの、効果は限定的との見方より金融関連主導で軟調な動きとなりました。流通市場での借入コストは依然として高いままとなっており、効果が出ていません。S&P500 12月限は前日の安値付近の1470以下ではサポートされ、冴えない動きとなりました。NYダウは13,517.96ドル、プラス44.06です。


<米為替市場>
注目されていた生産者物価指数や小売売上高が、共に予想を上回ったことからドル全面高となりました、これを受けユーロ/ドルはストップロスを誘発するなど一時1.4580付近まで下落し、現在は1.4630まで戻しています。また、NYダウが軟調に推移したことでクロス円は上値の重い展開となりましたが、プラスに転じたことでドル/円は112.20、ユーロ/円は164.20付近まで戻しています。ドルの利下げ観測が後退したことで、ドル円は近く113.90まで上昇するのではとの見方が多いようです。

国内株式市場はほぼ全面安の展開で、特に銀行株の下げが目立つ

<国内株式市場>
日経平均 15536.52円(395.74円安)

      15532.53円─15833.10円 出来高 21億6201万株


 国内株式市場で日経平均は大幅続落となりました。あすのSQ算出や日銀短観を前に終始手控え感が強い中、ポジション調整などの売りに押されて下落幅が徐々に拡大しました。一時前日比で400円近くまで下げました。ほぼ全面安の展開で、特に銀行株の下げが目立ち、株式市場全体の圧迫要因にもなりました。特に大手銀行株は午後、一段安でした。サブプライムローン対策基金への融資など、今後の負担増が懸念されたということです。その他、証券や保険、その他金融など金融全般がさえない展開で、不動産も売られました。鉱業は上昇しました。


<外国為替市場>       15時時点
 ドル/円 111.75/80円   ユーロ/ドル 1.4720/25ドル

 ユーロ/円 164.52/57円


 午後3時過ぎのドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から下落し、111円後半で取引されています。午後の取引では日経平均株価.が下げ幅を拡大させたことなどを受け、薄商いのなか、再び円が買われやすい地合いとなりました。


<短期金融市場>       15時時点
無担保コール翌日物金利(主な取引レート) 0.50%付近

 3カ月物FB(政府短期証券)流通利回り  0.560(変わらず)

 ユーロ円3カ月金先(08年6月限)    99.235(+0.050)

             安値─高値    99.180─99.245


 短期金融市場で無担保コール翌日物金利はおおむね誘導目標に沿って推移しました。サブプライム問題の深刻化を受け、米欧などの5主要中央銀行が資金供給対策を発表しました。これにより、外国銀行の調達意欲が緩む場面もありました。日銀は9月26日通告分以来ほぼ2カ月半ぶりにCP買現先オペ(3000億円、1月22日期日)を通告し、年末越えの資金繰りをにらんだ一部ディーラーからはロンバート貸出金利水準を上回る札が入りました。ユーロ円3カ月金利先物は高値圏での推移です。

海外5カ国の中銀が共同で短期金融市場に資金供給

<米株式市場>
朝方は前日の急落より一転して、NYダウは200ポイント以上もの反発となったものの、午後にかけてはワコービアなどの銀行関連を中心に下げが加速し、一時軟調に推移しました。サブプライム問題の解決にはまだまだ時間がかかりそうです。S&P500 12月限は一時1470台まで下押されたものの、引けにかけては底堅く推移しました。NYダウは13,473.90ドル、プラス41.13です。


<米為替市場>
注目されていた指標は好悪混在となり、反応は限定的となりましたが、その後、突然発表された海外5カ国の中銀が共同で短期金融市場に資金供給を行うというニュースを受け、株価が急上昇。これを受け円売りが加速し、ドル円は一気に112円ミドルまで上昇するも、後半にかけ株価がマイナスに転じたことから失速し、現在は112.10付近で推移しています。ユーロは上下の動きとなりましたが、現在ユーロドルは1.4705とジリ高となっています。明日も小売売上高など重要な指標が控えているので注目されます。

ドル/円は海外市場の安値から50銭を超える円安

<国内株式市場>
日経平均 15932.26円(112.46円安)

      15700.15円─15963.43円 出来高 21億1813万株


 国内株式市場で日経平均は反落です。前日の米株安と円高基調を受けて、寄り付き後すぐに前日比300円を超す下落となりました。しかし、SQ算出を前に動きづらい中で下値が意外に底堅く、後場は下げ渋りました。業種別では石油・石炭や鉱業が高い。保険や不動産、陸運、証券は売られました。


<外国為替市場>        15時時点
ドル/円 111.08/13円   ユーロ/ドル 1.4678/83ドル

 ユーロ/円 163.05/17円


 午後3時過ぎのドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から円安が進み111円前半で取引されています。米連邦公開市場委員会(FOMC)後の株安を受けて、海外市場で急速に進んだリスク回避の円買いは一巡しました。東京市場では短期筋の円売り戻しが進みました。利益確定の動きに加え、一段の株安と円高進行を見込んで朝方にドル/円やクロス円を売り込んだ向きの買い戻しも入ったという展開です。ドル/円は海外市場の安値から50銭を超える円安となりました。


<短期金融市場>        15時時点
無担保コール翌日物金利(主な取引レート) 0.50%付近

 3カ月物FB(政府短期証券)流通利回り  0.560(―0.010)

 ユーロ円3カ月金先(08年6月限)    99.185(+0.010)

             安値─高値    99.180─99.190


 短期金融市場でユーロ円3カ月金利先物が上昇しました。米連邦準備理事会(FRB)による利下げ幅に失望した海外市場で米株安/債券高となった流れを継いだのが背景のようです。中心限月となる2008年6月限は一時、9月19日以来の高値まで買われました。取引一巡後は伸び悩みました。財務省がこの日実施した3カ月物政府短期証券(491回債、2008年3月24日償還)の最高落札利回りは前回3カ月物FBより上昇したものの、投資家需要に支えられてしっかりした入札結果との評価が多かったようです。無担保コール翌日物金利は誘導目標に沿って推移しました。

ユーロ/円は162.20まで下落

<米株式市場>
FOMCでは期待されていた0.5%ではなく、0.25%の利下げに留まったことから、失望売りが広がり、総じて急落となりました。バンクオブアメリカなど、銀行関連の下げが目立ち、住宅産業の不振により第4四半期のGDPも1%に落込むとの見通しが出ています。S&P500 12月限は1480を割込む急落ぶりとなりました。NYダウは13,432.77ドル、マイナス294.26です。


<米為替市場>
前半はFOMCを前にドル売りがやや優勢だったものの、FOMCで事前予想通りの0.25%の利下げが決定されると一気にドル買いへと反応。対円を除くほとんどの通貨に対しドルが強含み、ユーロドルは現在1.4665と序盤の上昇分を吐き出す形となりました。また、利下げを嫌気され株価が急落したことで円買いも先行し、ドル円は110.60、ユーロ円は162.20まで下落しています。明日も貿易収支や輸入物価指数など重要指標を控えています。

2カ月物政府短期証券の落札利回りが上昇

<国内株式市場>
日経平均 16044.72円(120.33円高)

      15972.45円─16075.61円 出来高 16億8859万株


 国内株式市場で日経平均は反発です。前日の米株上昇と円安基調を受けて買いが先行し、終値で1万6000円台を回復しました。ただ、今晩の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて様子見ムードも強まっており東証1部売買代金は2兆1696億円と低調でした。業種別では卸売や海運、鉄鋼などが上昇しました。保険や倉庫・運輸、石油・石炭は売られました。


<外国為替市場>      15時時点
ドル/円 111.78/83円   ユーロ/ドル 1.4720/25ドル

 ユーロ/円 164.60/67円


 午後3時過ぎのドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から小幅上昇の111円後半で取引されています。海外株の上昇やアジア株の底堅い動きを手掛かりに、クロス円の買いが目立ちました。ドル/円は112円から上の水準に大量のオプションのポイントがあり、防戦売りで上値の重い状態が続いています。


<短期金融市場>      15時時点
無担保コール翌日物金利(主な取引レート) 0.51%付近

 3カ月物FB(政府短期証券)流通利回り    ――

 ユーロ円3カ月金先(08年6月限)    99.175(変わらず)

             安値─高値    99.170─99.180


 短期金融市場で無担保コール翌日物が小幅上昇しました。一部外国銀行からの資金需要が高まり、翌日物金利は0.52―0.53%付近まで跳ね上がる場面がありました。取引一巡後は誘導目標水準に向かいました。市場参加者によると、加重平均レートは0.51%付近になるとみられています。GCレポレートが高止まりしているのを受け、この日実施の2カ月物政府短期証券(490回債、2008年2月4日償還)の落札利回りが上昇しました。日銀が本店方式で実施した年末越えの共通担保資金供給(3000億円、12日スタート/1月10日エンド)のオペ金利は0.60%でした。

ドル/円は111.65と小幅な動き

<米株式市場>
シンガポールや中東の投資家がスイスの銀行UBSの転換社債115億ドルに投資するとのニュースが伝えられ、サブプライムの悪影響も限定的との見方より、銀行関連主導で堅調に推移しました。明日のFOMCでの利下げ動向についても引続き注目されています。S&P50012月限は1510台後半を推移しました。NYダウは13,727.00ドル、プラス101.45です。


<米為替市場>
本日発表された中古住宅販売保留が予想を上回ったことでややドル買いで始まりましたが、明日にFOMCを控えていることから全体的に様子見ムードの強い一日となりました。そんな中、NYダウが堅調に推移したことを受け、クロス円はやや円売りが優勢となりました。ドル/円は現在111.65と小幅な動きとなっており、豪/ドル円は98.80で推移しています。欧州時間に急伸したユーロ/ドルは、現在も1.47を割ることなく堅調に推移しています。明日のFOMCでは0.25ポイントの利下げとの見方が優勢です。

ドルは午後の取引で、オプションなどに絡む円の売り仕掛けに一時111.87円まで上昇

<国内株式市場>
日経平均 15924.39円(31.98円安)

      15826.25円─16017.14円 出来高 18億2467万株


 国内株式市場で日経平均は4日ぶりに反落です。11日の米連邦公開市場委員会(FOMC)や14日のメジャーSQ算出、日銀短観を前に手控えムードが強まりました。FOMCでは0.25%の利下げがほぼ確実視される中、0.50%の利下げの可能性も指摘されているようです。このため、ポジションを売りにも傾けにくくなっているとの見方で、下値を切り下げる勢いにも欠けていました。業種別ではパルプ・紙や、小売、銀行、保険などが上昇し、鉱業や海運、石油・石炭はさえない展開でした。


<外国為替市場>       15時時点
ドル/円 111.71/76円   ユーロ/ドル 1.4640/45ドル

 ユーロ/円 163.61/67円

<外国為替市場>
午後3時過ぎのドル/円は、前週末NY市場の午後5時時点から小幅円安が進み、111円半ばで取引されています。ドルは午後の取引で、オプションなどに絡む円の売り仕掛けに一時111.87円まで上昇し、1カ月ぶり円安水準を更新しました。しかし全般は11日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて様子見ムードで、ドルは高値更新後はすぐに反落です。値動きは小幅にとどまりました。


<短期金融市場>       15時時点
無担保コール翌日物金利(主な取引レート) 0.50%台半ば

 3カ月物FB(政府短期証券)流通利回り    ――

 ユーロ円3カ月金先(08年6月限)    99.170(変わらず)

             安値─高値    99.160─99.175


 短期金融市場で無担保コール翌日物は小じっかりで推移しました。国債決済要因からの需給引き締まりが背景にあるようです。一部大手銀行の希望調達レートが0.51%に小幅上昇する場面もありました。市場参加者によると、加重平均レートは0.504%付近になるとみられています。積み最終を控えて運用姿勢に慎重さが出始めたのを受け、GCレポレートは上昇しました。日銀が本店方式で実施した3月期日の共通担保資金供給オペの案分レートは横ばいです。潤沢な資金供給期待や日銀利上げ観測が高まっていないのを反映したようです。

ユーロ/ドルはジリ高

<米株式市場>
11月度の米就業者数は9.4万人増と大方の予想を上回ったことがサポートされ、来週のFOMCでの0.5%利下げが後退したことから、米株式市場は総じてまちまちとなりました。過去2日にかけて大きく上昇しただけに、週末前ということもあり、利益確定の動きも見られたようです。S&P500 12月限は1510台を探る動きとなりましたが、結局小幅安で取引を終えています。NYダウは13,625.58ドル、プラス5.69です。


<米為替市場>
注目されていた米雇用統計が予想を上回ったことからドルが強含み、特に対円で堅調に推移しました。これを受けドル円は111.70、ユーロ円は163.70まで上昇しています。また、予想を大幅に上回った雇用ネット変化率を受け、カナダドルが主要通貨に対し堅調に推移しました。ユーロドルはジリ高となり、現在は1.4655付近での推移となっています。来週もFOMCなど多くのイベントを控えており目が離せません。

日経平均株価は15956.37円、82.29円高

<国内株式市場>
日経平均 15956.37円(82.29円高)

      15948.54円─16107.65円 出来高 21億8419万株


 国内株式市場で日経平均は3日続伸です。サブプライムローン借り手救済策で米政府が金融当局と一体で問題解決にあたるとの姿勢を好感し買いが先行し、一時1カ月ぶりとなる1万6000円台を回復しました。ただ戻りのスピードが急ピッチであり高値警戒感が強まったほか、米雇用統計などの発表を今晩に控え大引けにかけては利益確定売りが出ました。業種別では鉄鋼や商社、海運などの資源関連株が堅調でした。


<外国為替市場>     15時時点
ドル/円 111.32/35円   ユーロ/ドル 1.4610/15ドル

 ユーロ/円 162.64/73円


 午後3時過ぎのドル/円は、前日NY市場の午後5時時点とほぼ変わらず111円前半で取引されています。午後の取引では、きょうの11月米雇用統計の発表を控えた利益確定と見られる動きが強まり、ドル/円は午前につけた3週間ぶり円安水準から小幅下落です。前日海外で大きく上昇したユーロが対ドル、対円ともに反落しました。


<短期金融市場>     15時30分時点
無担保コール翌日物金利(主な取引レート) 0.50%付近

 3カ月物FB(政府短期証券)流通利回り  0.555%(+0.005)

 ユーロ円3カ月金先(08年6月限)    99.170(変わらず)

             安値─高値    99.160─99.180


 無担保コール翌日物は、0.50%付近で小じっかりと推移しました。年末越えの波乱を意識し、足元や年内の資金需要が高まっているとの見方が多いようです。レポ市場のGC取引では国債発行日を超えた取引でもレートは上昇し、12日スタートの翌日物は一部で0.57%付近まで上昇しています。日銀が実施した、2週間程度の資金供給オペの利回りも前回分から小幅上昇しました。ユーロ円3カ月金利先物は小動きでした。朝方に発表された7─9月期GDPが下方修正となったことを手掛かりに買いが先行する場面もありましたが、外部環境に振らされやすい地合いのなかで、債券市場とともに上値が重くなりました。

ADPの速報では18.9万人の雇用増加の見通し

<米株式市場>
ブッシュ政権によるサブプライム救済策が発表され、金融関連などの上昇が目立ち、続伸しました。また、NY原油の急伸がはやされ、石油関連も大きく上昇しました。明日の米雇用統計が注目され、ADPの速報では18.9万人の雇用増加の見通しが出ており、明日の統計発表が注目されています。NYダウは13,619.90ドル、プラス174.93です。


<米為替市場>
ECBのトリシェ総裁がインフレについて言及したことで、利上げ観測が後退しユーロの買い戻しが優勢となり、対ドルでは1.4625と反発しています。また、株式市場が堅調に推移したことを受けキャリートレードが先行し、クロス円は上昇しました。現在ドル/円は111.40、ユーロ/円は163円付近で推移しています。明日には雇用統計や失業率などの重要指標が控えており注目されます。

年末越えのコール取引では引き続きレートのかい離が大きく出合いづらい状況

<国内株式市場>
日経平均 15874.08円(265.20円高)

      15740.94円─15898.26円 出来高 19億0378万株


 国内株式市場で日経平均は大幅続伸です。サブプライムローン問題解決への期待が高まり市場のセンチメントがいったん改善しているようです。堅調な米経済指標を好感した米株高と円安進行も背景に買いが優勢な展開となりました。銀行株やノンバンク、証券など金融セクターが信用不安の後退で堅調に推移しました。円安を背景にハイテク株も買われました。


<外国為替市場>     15時時点
 ドル/円 110.92/97円   ユーロ/ドル 1.4602/07ドル

 ユーロ/円 162.03/11円


 午後3時過ぎのドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から小幅円安の111円付近で取引されています。午前の取引ではユーロ/ドルが3週間半ぶりドル高水準をつけるなど追加利上げの不透明感が強まっているユーロが売られ、ドルが買い戻される動きが続きましたが、午後の取引ではそうした動きも一服し、主要通貨は狭いレンジ内の値動きとなったようです。


<短期金融市場>     15時30分時点
無担保コール翌日物金利(主な取引レート) 0.50%付近

 3カ月物FB(政府短期証券)流通利回り  0.550%(+0.005)

 ユーロ円3カ月金先(08年6月限)    99.165(─0.005)

             安値─高値    99.165─99.175


 無担保コール翌日物は、0.50%近辺を中心に底堅い推移です。予想より多めの積み上調節となる見込みですが、午後もレートは下がらず、夕方にかけて大手邦銀が0.48%付近までビッドを引き下げる程度にとどまりました。レポ市場のGC取引では、国債発行などが重なる10日を挟む翌日物金利が0.53─0.54%付近にやや強含みとなっています。年末越えのコール取引では引き続きレートのかい離が大きく出合いづらい状況ですが、日銀のオペの効果もあり取引レートが若干低下傾向となっています。ただ、年末が近づけば再び波乱含みの展開を予想する声は多く、警戒感は保たれているようです。

米株式市場はエマージング市場からのコンピューター需要の増加見通しなどがサポートとなり、急反発

<米株式市場>
労働生産性の改善の兆しや、米景気後退の回避の期待、エマージング市場からのコンピューター需要の増加見通しなどがサポートとなり、急反発の動きとなりました。来週のFOMCでの利下げ期待もはやされました。S&P500 12月限は1480台後半とここ数日の下落より大きく回復しました。NYダウは13,444.96ドル、プラス196.23です。


<米為替市場>
注目されていた米ADP雇用統計が、事前予想を大幅に上回ったことが好感されドル買いへと反応し、特に対ユーロと、英HBOS住宅価格が悪い結果となり急落していたポンドに対してドル買いが先行しました。ユーロ/ドルは現在も下値を拡大しており、1.4595付近で推移しています。クロス円はNYダウが急伸したことで円安が優勢となっていますが、ユーロやポンドの下落を受け、ユーロ/円は161.90、ポンド/円は224.60と軟調に推移しています。ドル/円は110.90で推移しています。

国内株式市場はアジア株が上伸したこともあり、短期筋がショートポジションを巻き戻す動きで上昇

<国内株式市場>
日経平均 15608.88円(128.69円高)

      15365.39円─15621.54円 出来高 20億6665万株


 国内株式市場で日経平均は3日ぶり反発です。午後に英ノーザン・ロックが国有化される可能性があるとの一部報道を受けて円安が進行しました。アジア株が上伸したこともあり、短期筋がショートポジションを巻き戻す動きもありました。ただクレジット問題や日米景気への不安が消えたわけではなく買い戻しも限定的だったようです。


<外国為替市場>     15時時点
ドル/円 110.30/35円   ユーロ/ドル 1.4748/53ドル

 ユーロ/円 162.70/72円


 午後3時過ぎのドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から円安が進み110円前半で取引されています。経営の悪化している英住宅金融大手ノーザン・ロックが国有化される可能性があるとの英紙報道を手掛かりに、GLOBEX(米時間外金融先物取引)の米株先物や日経平均株価がプラス圏へ反発したことを受けて、円売りが進んだようです。


<短期金融市場>      15時30分時点
無担保コール翌日物金利(主な取引レート) 0.50%付近

 3カ月物FB(政府短期証券)487回債

               流通利回り  0.545%(─0.005)

 ユーロ円3カ月金先(08年6月限)    99.165(─0.015)

             安値─高値    99.165─99.185


 無担保コール翌日物は、月末や税揚げ日を通過したことで落ち着きを取り戻しました。朝方は0.50─0.51%付近の取引から始まり、午後終盤にかけては0.49%付近までレートが下がりました。財務省が入札を行った3カ月物FBは、落札利回りが前回債から一段と低下し0.5390%(最高)となりました。金融機関が抱える余剰資金の逃避先として根強い需要に支えられたようです。ユーロ円金利先物は上値が重い展開でした。英ノーザン・ロックの国有化に関する報道などを手掛かりに債券安が進み、金先にも売りが出たようです。

S&P500 12月限は1460台まで下押される

<米株式市場>
信用市場でのさらなる損失計上の見通しが伝えられ、またNY原油の6週間ぶりの安値により石油関連も下落し、2日連続で軟調に推移しました。サブプライム問題による信用市場の安定にはまだ時間がかかりそうです。S&P500 12月限は1460台まで下押されました。NYダウは13,248.70ドル、マイナス65.84です。


<米為替市場>
依然として残る信用市場の不透明感からリスク回避の動きが先行しており、円やスイスフランが買われる展開となりました。現在ドル/円は109.80と小幅反発しており、ユーロ/円はユーロ/ドルがサポートとなり162.10まで戻しています。また、指標の結果を受けユーロ/ドルは対ドルで1.4765と大幅反発しています。本日はカナダ中銀が政策金利を0.25%引き下げ、サプライズとなったことから大きく売られ、対ドルで1.0130まで下げています。

日銀が約1カ月ぶりに即日資金供給オペを実施

<国内株式市場>
日経平均 15480.19円(148.78円安)

      15446.47円─15683.18円 出来高 19億4380万株


 国内株式市場で日経平均は続落です。米政府によるモーゲージ救済計画への懐疑的な空気が市場に広まるなか、サブプライムローン問題への不安が再び高まってきています。為替がやや円高に振れたこともあり、短期筋が先物に断続的な売りを出し相場は軟化しました。個別ではネット関連など個別材料株が物色されましたが、海運や商社など外需セクターには売りが目立ちました。


<外国為替市場>      15時時点
ドル/円 110.18/23円   ユーロ/ドル 1.4670/75ドル

 ユーロ/円 161.66/78円


 午後3時過ぎのドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から小幅円高の110円前半で取引されています。午後の取引では海外の一部大手金融機関がサブプライムモーゲージ問題で追加損失を計上するとのうわさから小幅に円が買われました。しかし全般は手掛かり難から様子見ムードで、値動きは小幅にとどまっています。


<短期金融市場>     15時30分時点
無担保コール翌日物金利(主な取引レート) 0.50%付近

 3カ月物FB(政府短期証券)流通利回り  0.550%(─0.010)

 ユーロ円3カ月金先(08年6月限)    99.180(+0.015)

             安値─高値    99.165─99.180


 無担保コール翌日物は、税揚げ日要因などで朝方はやや強含みの0.52─0.53%付近で取引が始まりました。レートの強含みをみて日銀が約1カ月ぶりに即日資金供給オペを実施したうえ、午後になるとオファーが増え始め、徐々に落ち着いた展開となりました。財務省が実施した6カ月物政府短期証券(FB)の入札結果は、最高落札利回り0.5789%、平均落札利回り0.5769%となり、前月の最高0.6135%、平均0.6095%から低下しました。日銀の利上げが遠のくとの見方が強まっていることに加え、足元には資金が滞留しているため、短期国債への需要は強いようです。ユーロ円3カ月金利先物はしっかりした展開です。

米為替市場は高金利通貨の下落が目立つ

<米株式市場>
低調な製造業ISM指数や、今週の数多い経済指標を前に、弱気見通しが広がり、モルガンスタンレーやメリルなどの証券関連の下落が目立ち、総じて軟調に推移しました。5日ぶりの反落となり、依然として信用収縮の悪影響が懸念されています。S&P500 12月限は1470台前半に下押されました。NYダウは13,314.60ドル、マイナス57.15です。


<米為替市場>
本日発表されたISM製造業景況指数が前回をやや下回る結果となり、ドルが軟調に推移しました。また、世界的な信用収縮への懸念を受け円買いがやや優勢となり、ドル/円は現在110円半ばでの推移となっています。このリスク回避の動きを背景に、特に高金利通貨の下落が目立ちました。ユーロ/ドルはジリ高となり、現在は1.4665での推移となっています。マーケットは依然としてリスク回避の動きに敏感のようです。

無担保コール翌日物金利は強含み

<国内株式市場>
日経平均 15628.97円(51.70円安)

      15577.69円─15799.69円 出来高 21億0011万株


 12月相場入りとなった東京株式市場で日経平均は小幅反落です。前週末の米ダウが上昇したことなどを好感する動きとなり買いが先行しましたが、一巡後は上値の重さを嫌気して利益確定売りが優勢になりました。ただ、東証1部騰落数は値上がり958銘柄、値下がり641銘柄、変わらずは120銘柄と値上がり銘柄の方が多く、比較的静かな相場展開でした。TOPIXも小幅高でした。


<外国為替市場>     15時時点
ドル/円 110.60/63円   ユーロ/ドル 1.4662/67ドル

 ユーロ/円 162.13/20円


 午後3時過ぎのドル/円は、前週末NY市場の午後5時時点から円高が進み110円半ばで取引されています。日経平均株価が前日比マイナス圏へ下落したことや、サブプライムモーゲージ問題をめぐる報道などを手掛かりに、東京市場では円が上昇しましたが、週明けのきょうは取引手掛かりに乏しいとの声が多く、値動きは小幅でした。


<短期金融市場>      15時30分時点
無担保コール翌日物金利(主な取引レート) 0.51─0.52%

 3カ月物FB(政府短期証券)流通利回り   ──   (出合いなし)

 ユーロ円3カ月金先(08年6月限)    99.160(+0.010)

             安値─高値    99.145─99.165


 無担保コール翌日物金利は強含みです。取引中心金利は0.51─0.52%付近と日銀誘導目標(0.50%前後)を上回って推移しました。政府短期証券(FB)の発行要因などの伴う資金不足日を迎えて、資金の出し手が運用に慎重になる中、外銀勢などがやや調達を引き上げて調達しました。一方、邦銀勢の調達金利は0.5%が中心でした。ユーロ円3カ月金利先物市場はしっかりした様相。国内株価の下落が買い手掛かりとなったようです。中心限月2008年6月限は一時前営業日清算値に比べて1.5ティック高の99.165に上昇しました。

ドル/円は111円を回復

<米株式市場>
昨夜のバーナンキ講演で追加利下げの見通しが広がり、JPモルガンチェースなどの金融関連や、NY原油が90ドルの大台を割込んだことで、GAPなどの小売関連の上昇が目立ち、総じて堅調な動きとなりました。マーケットは先月高値より約10%下落しましたが、この程度の調整はありうるとの見方もあります。S&P500 12月限は朝方1490台を探りましたが、後半にかけては伸び悩みました。NYダウは13371.72ドル、プラス59.99です。


<米為替市場>
NY株価が反発を続けていることでリスク回避の動きが落ち着き、再びキャリートレードが活発となり円やスイスフランの売りが目立ちました。また、本日はPCEコア・デフレータ-が予想を上回ったことでドルの買戻しが優勢となり、ドル円は111円を回復し、現在も111.10と堅調に推移しています。これを受けユーロドルは急落。さらに1.4725付近のストップロスを付けると一段安となり現在も1.4635と下値を拡大しています。ユーロのファンダメンタルは依然強いものの、しばらく調整が続くとの見方が多いようです。

米銀がサブプライムモーゲージ金利の引き上げを凍結するとのうわさで、ややドル買い

<国内株式市場>
日経平均 15680.67円(166.93円高)
      15520.53円─15751.20円 出来高 26億1581万株

 国内株式市場では、日経平均が2日続伸です。バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を受けて米利下げ期待が高まったことに加え、為替が円安/ドル高に振れたことが日経平均を押し上げ、上昇幅は一時200円を超えました。ただ、30日までの2日続伸で日経平均は500円以上上げており、ピッチの速さへの警戒もあって25日移動平均線(1万5720円46銭)付近では戻り売りや利食い売りに上値を阻まれました。


<外国為替市場>      15時時点
ドル/円 110.20/25円   ユーロ/ドル 1.4745/50ドル
 ユーロ/円 162.56/64円

 午後3時過ぎのドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から上昇、110円前半で取引されています。午後の取引では、米銀がサブプライムモーゲージ金利の引き上げを凍結するとのうわさが出たことなどをきっかけに、ややドル買いの地合いとなりました。ただ、材料がほぼ出尽くし、市場では次の材料待ちとの声も聞かれてるようです。


<短期金融市場>
無担保コール翌日物金利(主な取引レート) 0.52%台
 3カ月物FB(政府短期証券)流通利回り   ──   (出合いなし)
 ユーロ円3カ月金先(08年6月限)    99.150(変わらず)
             安値─高値    99.140─99.155

 短期金融市場で無担保コール翌日物金利が上昇しました。月末の資金不足感が強まったのが背景のようです。外国銀行が0.53―0.56%まで取り上がる場面もありましたが、日銀の調節姿勢が緩めだったため、取引一巡後は金利上昇が一服しました。市場参加者によると、この日の加重平均レートは0.52%台になるとみられています。欧米金融機関の年末越えの資金繰りに対する警戒感から、1カ月物の海外金利も上昇傾向でした。
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